今年のアップルストア銀座 前編2008年10月25日

 PowerBookと言えば、私にとって愛すべき相棒だった。

 最近の読者の方はご存じないだろうが、私はApple社の特にノート型マシンについてはかなりの愛情を注いできた。PowerBookに特化したApple社公認ユーザーグループに参加して、かつては不具合を改善したり、パーツの自作で偏愛を深めたりしていた。

 拒絶したのはAplpleの方だと言えば言い過ぎか。単に保守パーツの市場供給(それとて公式ではなかったが)を中止しただけである。「だけ」? 違うな。正式サポートでのコストメニューすら提示しなくなってしまった。

 ユーザーは、修理に出すまでその料金の全体像を全く掴めない。つい最近まで2段階あったノート型Macの修理料金は3年前に高額な方に一本化された。それがいつの間にか「アップルストア内での対応」という選択肢が増えていた。とは言え、今回もその対象ではなくサービス送りとなったのだが。

 そう。また壊れたのである。つまり毎年、私はこのアップルストア銀座に通わされている訳だ。コミカルに激して書くのは、もう自分自身が白けてしまったのでやめることにした。

 10日の朝、出社してメールチェックを終えると、バッテリー残量が足りない旨アラートが出てPowerBook G4がシャットダウンした。

 昨夜うっかりACを繋がずに使ってしまったかと思い、ジャックを差すが状況変わらず。見るとACの通電表示が消えていた。

 実は会社に置いてあるACはG3 iBook用なので容量が足りていない。通電切れは理由不明だが、これも機会かとサードパーティだが適応品を買った。

 繋ぐとこれも通電表示が消えた。

 かつてこの機種にはバッテリーの不具合があった。その記事を検索したが、しかし該当S/Nではなかった。

 では単にバッテリー寿命か。昨日まで問題なく使えてはいたが、なにせ中古である。新品の純正品を購入した。

 状況は変わらなかった。

つづく


わざわざ購入したACアダプターとバッテリー。対応としては概ね正しかったと思うが、結果、ほぼ無駄な投資だった。どうしたもんだかよ。

iBook/Powerbook故障履歴
'01.3 Dual USB 発表時に予約購入。
'02.8 Dual USB LCDケーブル有償交換。2.5万。於NCR
'04.1 Dual USB LCD表示不能。放置。early 2003を中古購入。
'04.9 early 2003 LCDケーブル有償交換。2.5万。於NCR
'05.2 early 2003 LCD表示不能。リコール無償修理。於アップルストア
'05.4 Dual USB 修理。見積4.6万。無償修理。於アップルストア
'05.12 early 2003 LCD表示不能。リコール無償修理。於アップルストア
'07.4 early 2003 L/B有償交換。4.5万。於アップルストア
'08.9 early 2003 LCD表示不能。放置。PowerBook G4 AL 12"を中古購入。
'08.10 PowerBook G4 AL バッテリー周りボード交換。5万。於アップルストア
'08.10 early 2003 LCDケーブル有償交換。2万。(予定)於アップルストア

読書 サタミシュウ「私の奴隷になりなさい」

官能小説という物を私は読まない。気取って書いてるのではなく、あまり文章のソリが合わないからだ。その意味ではこの小説は異色。普通の文章なのだ。もっともこれ1冊でもういいな。そもそもが、SM自体に興味が湧かない。
ところでこの覆面作家に関する噂話はまだ結論を迎えていない。本業で毎作ヒットの人気作家ということで、角川と縁の深い重松清説(元編集)と石田衣良説が有力らしいが聞きたくなかったなぁ(苦笑)。特に重松ファンでありながら、「なぎさの媚薬」シリーズを避けている私としては厭なんだよね。


小隊司令部発

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