カラスと一緒に帰りましょう2013年06月21日

 私の職場の定時は5時半なので5時というとラストスパートの様だが、実際のところはその辺りから得意先よりの連絡が来始めたり、待っていた案件が動き出したりする。どちらかと言うと憂鬱になる時間なのだが、ツイログを読み返すと私はよくこの時間に似た様なツイートをしている。

 5時には職場のある神田界隈では「夕焼け小焼け」が流される。所謂「5時のチャイム」というやつだ。チャイムではなくて音楽だが。私はしょっちゅう「カラスと一緒に帰りたいなぁ」と、ぼやいている。

 遊び回っている子供達に、そろそろお帰りなさいと知らせる牧歌的なイメージで聴く訳だが、これは本来は「市町村防災行政無線」の試験放送なのだそうだ。自治体によりチャイムだったり音楽だったり様々だが、この様に音楽を流す自治体では日本の童謡が多く、「夕焼け小焼け」、「赤とんぼ」、「故郷」、「家路」などが一般的なのだとか。中には住民の希望を取って曲決めをしているところもあるそうだが、そういうのは往々にして突拍子も無いものになりがちだという気がする。

 自宅の隣市小金井は、住民の希望かどうかは分からないが、「イマジン」を流していた。それが今月から「イッツ・ア・スモールワールド」に変わった。なんでディズニーなんだよ、千葉かここは? という様に突っ込みたくなる。更にうちの近所では2箇所から聞こえて来る放送がまるで同期されておらず、ヘタクソな輪唱の様にズレて重なり流される騒音状態であり、誠に聞くに堪えない。本番の緊急防災放送だったら役に立たないではないか。これで気付いて直したりしないのなら、何のための試験放送なのだか分からない。

 尤も防災行政無線の有効性自体を疑う意見もある。場所によっては聞き取りにくかったり、窓を閉めていると殆ど聞こえず行き渡らない等々。確かにこの時期は窓を閉めて空調を効かせている事も多く、私もカラスと一緒に帰ろうというお誘いに気付かない事も少なくない。


小隊司令部発

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