「秋葉原ナポリタン完全攻略本2016」2016年08月21日

 ナポリタンのレポートなど「B級グルメ」カテゴリーで記事を書く際に、料理や食文化に特に深い造詣がある訳ではない私なので悩むことは多い。本欄をWeb日記からブログに形式を変えた辺りの頃に、ものを書くからには字数制限をと原稿用紙2枚分以内としたためもある。

 本欄では油そばやナポリタンを主に書いているが、これらの料理は良くも悪くもスタンダードである方が好まれる。アレンジが過ぎると「これはナポリタンじゃない」等となる。そういう意味では、記事の書き方も難しい。

 ナポリタンカテの記事で定評があるのはお馴染みのeatnapoさんだと思う。大体の場合は本当に当たり障りのないことを書かれているが、たまにいつもの温和な感じでザクッと書かれていたりして目が離せない。

 そして今、ナポリタン界隈で目が離せないのは、おすぎさんだろうか。秋葉エンヂニアリングで発行の同人誌「秋葉原ナポリタン完全攻略本」が昨年話題になり、今夏のコミケで2016年版を発刊された。秋葉原の同人誌専門店「コミックZIN」でも委託販売されているので購入した。

 私は、秋葉原に近接する御茶ノ水・神田エリアで20年近く働いているが、秋葉原だけでこんなにナポリタンを供する店があるとは知らなかった。行った事があるのは23店中意外にも3店だけだった。

 ちなみにあくまでも同人誌なので、専業者の目ではDTP文法上どうかという部分は散見されるものの、よく出来た冊子だった。特に写真はさすが、店内のバラバラなコンディションで撮っているのに綺麗。陽当たりの良い席に着くため酷暑を我慢する件りは胸熱。

 私が同人誌などやっていた頃(もう30年近く前か)は、文芸か漫画・アニメばかりだったが、そうか、今はこういうのもアリかと実感した。
掲載店で行ったことのある店


当欄でのパンチョ初レポは御徒町店('11.3.30)。「ナポリタン」(600gまで)650円+目玉焼き。秋葉原店も2度ほど。

万世は、かつて1FにあったカフェTRIM ('13.8.21)「プレーンナポリタン(M)」500円+温玉100円 プレーンの具は玉葱のみという潔さ。パコリタンは神田だと神田駅前店で食べられる。

ブルーベリーは、御茶ノ水の会社に勤めていた時に通っていた。当時は食べ物記事を書くなど考えたこともなかった。

おすぎ「秋葉原ナポリタン完全攻略2016」秋葉エンヂニアリング(税込756円) B5判ヨコ4c/4c中綴32P

DTP技術的な点(マージンとか字詰めや送りの設定とか)は確かに同人誌だが、ナポリタン愛は商業誌に引けを取らない。

小隊司令部発

←HTMLのアーカイブ版はこちら。ブログのコメントは、いつでもいつのにでも大歓迎。また、BBS「連絡所」もあるのでご利用を。