あくび ― 2006年04月18日
日に日に暖かくなり、春を実感する毎日である。しかし「春眠暁を覚えず」ではないが、気を抜いているとうっかりあくびをしそうになる。さすがに大口開けてということはないのだが、これが意外に街中でそういう人を見掛け驚くことが多い。人前で大口を開けているのはみっともないことではないのかしらん。 特に不用意な大あくびを見掛けるのは年齢問わず圧倒的に女性という気がする。それだけ私が女性ばかりを見て歩いているということなのじゃないかという突っ込みもあろうが(熟年でもか?)、それはさておきこういう場面で読者諸兄はどうされているだろうか? その手の女性の大あくびには、私はなぜか真っ正面で出会して目が合ってしまうということが多い。そういう時は、目の合ったすまし顔のまま閉じた自分の口に手を当ててみる。それを見てはっとして恥ずかしそうに横を向くのがまともな反応と思うのだが、意外や多いのは顔を顰めてそっぽを向く女性である。しかもあくびをしたままなんである。何見てんのよ、てな感じだ。厭な女だネ。 こういうのは電車内で堂々と化粧をしていたりする手合いだ。化粧でもあくびでも、公共の場にいきなり自分勝手に自分の日常をドスンと持ち込める神経はどうかしているとしか思えない。「出物腫れ物」の類なら恥ずかしそうにしていれば良い。勿論化粧が不可抗力のわけがないが。 ところで中には目が合うと、はっと口をつぐむとすぐに顎を引いて体制を立て直し、口角をにやりと上げて上目遣いで睨み返してくるのがいる。こういうのは何とも上手の大人の女という感じがする。全くやられたという感じだ。そういう場合はボクなんかはさすがに目を逸らしてしまいます。ごめんなさい。 今回は何やら締まらないオチで失礼。 |
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