多摩湖2006年04月26日

 最近覗くようになったブログに影響されて日曜は多摩湖まで走った。と言っても初めから行くつもりで出掛けたわけではなかった。雨も降りそうだったし、とりあえず多摩湖方面に向かって歩行者自転車専用道を走り、30分走ったら引き返す程度のつもりだった。

 すぐ近くにも関わらず、自転車で多摩湖を目指すなんて多分20年以上ぶりである。おかげで途中の風景にまるで見覚えがない。道の感じからして作り替えた風もないから昔からのままのはずなのだが懐かしい感じもしない。最近出来たという公園やら銅像やらは知っていたが、それはどこかのサイトで見たのである。

 薄曇りの天気のお陰かあまり人は多くなかったが、それにしても皆なんとまあ無頓着な走り方であり歩き方なんだろう。公園の中ではなくあくまで道路なのだが。いつもの私ならもっとカリカリしそうなものだが、今回は昔の記憶を手繰ったりクルマで通る道との位置関係を考えたりしながら走っていたので、それどころではなかった。

 最近チェーンリングを大径の60Tに変えようかと考えている。「変えたけれど踏み切れない」というJEDIユーザーの声もmixiのコミュで読んだりするし、自分の脚力に自信があるわけもないのだが、実際スピードが乗ってくるともうちょっと歯があってもいいかなぁと感じてしまうのだ。そんなことも考えながらペダルを漕いでいた。

 そろそろ30分かなと思ったら、もう多摩湖だった。どこか景色の良いポイントを探してのんびりするかと考えていると顔に水滴が当たる。雨のことをすっかり忘れていた。雨具の用意はない。フェンダーもない。そこからは踵を返し猛ダッシュである。

 雨雲を背負っていたらしく、家に着くなり雨が追いついた。ちょうど1時間経っていた。トリップを見ると20Km。いくらずっと走り続けたと言っても平均速度20Km/hの訳は…。やはりメーターのセッティングをやり直した方が良さそうである。

その朝「いいわね、一人でぷらっと出掛けられて」と嫌味を言われた私と違い
夫婦でポタリングをしたりしている「つぴぃ」さんの →「青赤自転車で行こう。」

 この奥が湖の見渡せる「見晴台」なんだが…


読書 井上荒野「グラジオラスの耳」 光文社文庫


小隊司令部発

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