工具2006年04月20日

 最近、趣味としての自転車を始めて悩むのが工具である。一般的な工具は一通り揃っているので、後は足りない専門工具を適宜買い足していく。スポークの張りを調整するニップル回しや、ペダルスパナなどは最近買った。何に悩んでいるのかというと、既に持っている一般工具の整理が付かないのだ。

 例えば六角レンチは自転車ではせいぜい2種類しか使わないのに12本セットになった物を使っていたりする。2本だけ抜いておくと戻し場所が分からなくなり、結局セット自体が使えなくなる。今までにそれでラチェットレンチセットを2つ使えなくしてしまっている。だからその12本セットをゴトゴトといちいち出して使わないとならない。

 それから逆にバラバラの工具もある。ドライバの0番は精密ドライバの兄貴分みたいな奴なのに、2番はDIY向け貫通ドライバーだったりする。番数ではなく握りの形で覚えるのはあまり良いことではないだろう。

 要するに全体にてんでバラバラで、しかも使わない物が沢山混ざった工具を使っているのである。

 その上、いちいち大元に戻すと次使う時に探すのが面倒なので、その時期に熱中していることに合わせて引っ張り出した工具が、なんとなく山になっていたりするのである。同じ時期に違うことに手を付けていると、基本的な工具ほど置き場所を見失ってしまったりする。

 解決策は、おそらく目的別にそれぞれセットを作ることなのだろう。コンピュータ、トイガン、家周りのDIY、そして自転車。

 多分そう大した金が掛かる訳でもないのだろうとは思うのだが、しかしやはり無駄が多いように思い躊躇してしまう。

 そんな訳で工具箱は相変わらずである。秋葉のジャンク屋でPowerBook用に買ったトルクスドライバーで電動ガンをバラし、戻し忘れのトヨタ車の車載ドライバーとスーパーカブ用のモンキーレンチでラティスフェンスを組み立てている。

画像は最近の愛車ルイガノ・ジェダイ。あまり変化なし。フェンダーも未だ取り付けられていない 。ボトルケージ横のインフレーター(車載ポンプ)は色で衝動買い。脚を締めて漕ぐと腿に当たる。遠出するにはスペアチューブと工具の積めるサドルバッグが必要か。いつ遠出するのかわからんが。


読書 高千穂遥「自転車で痩せた人」 生活人新書

何事も突き詰めていかなければ真に面白いとは言えない、というのが読了していないなりだが私の感想。クラッシャージョウのコア世代のはずが実はアニメすら観ていないという私がこの本を買ったのは自転車の話だから。ネット上のレビューを読んで買った初めての本でもある。


小隊司令部発

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