江戸サイ柴又ポタ2009年04月01日

 「わたくし、生まれも育ちも東京武蔵野です。武蔵境日赤で産湯を使い、根っからの江戸っ子…」。いや、途中数年は茅ヶ崎に住んでいたし、そもそも両親が博多と八雲じゃ江戸っ子ではないしな。

 さて今回の本題。葛飾柴又を訪れた。そもそも柴又は何かのついでに行く場所ではなく、また東京在住者の常で東京観光の定番はほとんど訪れていない。そんな私がなぜ柴又へ行ったかというと、そこがポタリングの目的地だったからである。

 いつもは目的地の設定も適当にただ走っているだけの私がなぜ葛飾柴又かというと、「俺と自転車と」の儀助さんが主宰される「江戸サイ柴又ポタ」に参加させていただくことになったのだ。オンラインではやりとりがあり、ある時は多摩サイでニアミスしたこともあったが、今回やっとお目に掛かる機会に恵まれたのである。

 コースは、多摩サイと1国の交差する多摩川大橋を集合ポイントに、第2集合ポイントの永代橋を経由し、江戸川サイクリングロードへ。そこから一路「寅さん記念館」に向かい、柴又観光。総勢延べ10名のポタリングとなった。

 初参加ということもあり皆さんには色々話題を振っていただいたりで感謝恐縮の連続でした。それにしても誰も吊るしで乗っている方がいなかったのが何とも。パーツ塗装の話への食い付きも良い訳だと納得。普通そんなこと気にしないだろう。

 さて走りの方はと言うと、例年になく多忙な年度末で腰の痛みと目の疲れが残り、いつもより長く走ることが可能なのかと不安があった。蓋を開けてみれば特に障害なく130km走破。まあAve19.5km/hのポタな訳だが、逆にそれなら走れるものなんだなという発見でもあった。

 ところで江戸サイは以前部分的に通過しただけだったが、今回も堪能したとは言い難かった。あちこちが舗装工事で分断されており、遠回りやダート通過を余儀なくされた。

 定型記事では紹介しきれず、個々にはキャプションとコラムでどうぞ。


第2集合ポイント永代橋。有楽町からこの近くまでは勤務中パチダホンで走ることがある。

江戸サイ広い! と思う間もなく…。

“柴又では鰻”ということで、調理場入り口に7台係留の承諾を貰って「ゑびす屋」に。調理場の兄ちゃん達がロードに興味を抱いていたのでお話ししつつ。


儀助さん、奥様、せんがさん、てっちゃん、カズさん、keithさんakisuteさん、かぽさん、お付き合いいただきありがとうございました(お会いした順?)。まいさん、またの機会に。keithさん、煎餅ご馳走様でした。儀助さん、缶コーヒー帰路の活力となりました。


■コラム 寅さんと「とらや」
 「寅さんのとらやか」と軽く考えて買って帰った土産を手にした妻が「劇中は違う名前だったよね」と言うので気になり調べる。草団子を買った「門前とらや」は、かつての撮影場所だったことを売り文句としているもののそれは全48作中4作目までのことで、以後は松竹大船撮影所で撮られている。元々は「柴又屋」という屋号だったのが「とらや」に改称。一方で劇中の屋号の方は第40作目から「くるまや」に変わっていたが時系列は不明。便乗であっても断りなしということもなかろうが。しかし撮影クルーの柴又撮影の拠点はむしろ「高木屋老舗」という店の方で(それに第3、4作は山田監督ではない)、建て構えから商品の包装までこの店がモチーフの様だそうである。こういうのは事前に調べるべきところか。

「寅さん記念館」は大盛況につき入館せず。儀助さんが「(容姿が)似てないよなぁ」とおっしゃっていた館内フリマ案内役の人は、フーセンの寅こと野口ようすけさんという芸人さんだそうで。

欄外は事前準備…

TOKENのBBとチェーンリングボルト。ACORのプーリーはRD破損のトラウマもあり今回の取付は見送った。取付前に“歯付け”をしないとならないし。

BBを取り外すと、なんと細かい砂利が。シートポストから雨水というのはよく聞くが。フレーム全体を点検しこれはブレーキ取付基部の隙間から入った物と判明。

マウントでサイコンとライトを低く前へ出す。デカいライトのシルバーがどうにも浮いて見えたので、ベルやネームプレート同様「キャンデーカラー」で塗ってしまった。
RC20の記録 江戸サイ柴又ポタ
走行時間395.16min/走行距離128.85km/平均速度19.5km/h/最高速度49.1km/h/総走行距離5479.9km

小隊司令部発

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