ナポリタンを求めて2009年04月20日

 またナポリタンネタ、と言うほどでもないか。しかし食べる方はこのところ頻繁だった。何かを食べたいとなるとどうにも続けてしまう傾向がある。

 きっかけは東京駅エキナカに3月出店した「RF1」の店頭で見つけたナポリタン。麺がリングイーネ(楕円平麺)なのだ。ともあれナポ麺は太くないとな。高級惣菜の店なので価格はちょっと高めなのだが、量が意外に多く具材も豊富である。この店舗はバックヤードの厨房で調理しているので出来たてというのも良い。

 こんな話を、最近よく覗く様になった「ナポリタン×ナポリタン」のeatnapoさんにお知らせしたところ、既食でレポ済みであった。確認足らずの非礼を詫びつつ、逆に、神田にはまだ未体験のナポが残っているという情報をいただく。

 それが「キッチンおやじ」。今年1月に出来たばかりで白い内装の明るい店である。テイクアウトができるというので頼んでみた。しかし今ひとつ味が薄い様に思った。すると後日、件のブログでワインが強過ぎないかという指摘があり、気になったので今度は店で食べてみた。…隠し味が隠れてない。前回はテイクアウトだから飛んでいたのかも知れない。

 失意のまま、ああやはりナポはうらぶれた喫茶店でなくてはと思い直し、得意先への道を走っていて見つけたのが「ベラミ」。雰囲気はまさにナポの旨い喫茶店。と思ったのだが、黒胡椒が強過ぎてナポらしくない。ていうか黒胡椒いらんだろ。ああ、これも駄目だ。

 そんな私の失意を知ってか、隣席のM嶋さんからお薦め店情報メールが届く。「蛎殻町へ出没することがあるのなら、「桃乳舎」を検索(いわゆる風俗ではない)」先日訪れた自転車カフェ「カーネネーロ」のすぐ近く、元ミルクホールの渋い喫茶店だった。これが、まさに、文句の付けようもないナポの中のナポだった。

 それにしても、何で大盛りにするときに限って外すかな。「桃乳舎」へは今度、大盛り喰いに行くぞ。


「RF1(東京駅グランスタ店)」680円 他の店ではハーフサイズ(450円)というのもあるらしい。写真はイマイチだが味はかなりイケる。

「キッチンおやじ」500円(店内テイクアウト共スープ付き)。本来はフォークが付く。 

「日本橋ベラミ」場所は常盤小学校の真向かい。

680円(大盛) カレーのスパもあり、そっちの方が良かったか。

「キッチンおやじ」こちらは店内で食べた大盛(+100円)。

「桃乳舎」M嶋さんはブックマークから家族にあらぬ疑いをかけられたとか。

これまたレトロなショーケース。

450円(!) これこそ大盛りで食べたかった。
ナポリタン情報ならここ→「ナポリタン×ナポリタン」
しっかりレポートされてました ☆今日のナポリタン☆RF1(デパチカのお惣菜)
再訪されても無駄な気がいたします… 〔今日のナポリタン〕キッチン おやじ(神田)
行ってから、やはりレポートされているのを確認 ☆今日のナポリタン☆桃乳舎(茅場町)

読書 原作 久住昌之/作画 谷口ジロー「孤独のグルメ【新装版】」扶桑社

以前、B級グルメネタの時、コメント欄に迫撃砲班がこの本について書いており(主人公が私にイメージが似ているそうな)、気になってつい買ってしまった。久住昌之でグルメいうと泉昌之としての代表作「かっこいいスキヤキ」が思い浮かぶが内容は失念(おいおい)。谷口ジローというと「犬を飼う」のイメージが強く、いずれも随分昔に流行ったという印象があるが立派に現役であった(失敬な)。主人公がヘビースモーカーで、新幹線で一服し始めて子連れの母親に遠慮して欲しいと声を掛けられる場面などから古い漫画なのかと感じてしまうが、15年前というのはそんなにも前のことだったか。主人公の愛車は当時私の乗っていたE30型のBMW3シリーズという辺りが何とも。


小隊司令部発

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