割引券とビール券2011年03月26日

 給料日が来たのでスーツをクリーニングに出す事にした。私は生活に関わるものの価格が覚えられず、毎度クリーニング代を忘れている。何となく高額な気がして、給料日が来ないと安心してスーツをクリーニングに出せないのだ。

 スーツ3着とマフラーを畳んで大きめの袋に詰める。洋服屋のバイトをしていた時以来、上着は裏返して畳む癖が付いている。袋は仕事で作った得意先商業施設のショッパーのサンプルで、不要な程にでかい。

 窓口で5%オフチケットを出すと、今は何とかのキャンペーンなのでもっとお安くなっていますからと返される。なぜかいつもキャンペーン中に当たり、5%オフチケットは貯まる一方である。「背広上下478円」。そうですか。

 その後、財布の中に入りっ放しになっていた貰い物のビール券を替えに、通りの向こうのスーパーへ寄る。アルコールを買うのにピーコックだなんて、とても贅沢をしている気がする。というかそもそも年に3回位しか入らない。

 今日は麦とホップは止めておこうだなんて貰い物の券に気を大きくする気の小さい私は、ハイネケンですら気張って手に取るが、しまいにはシメイホワイトをカゴに入れていたり。自費だと贅沢と非難されるので、貰い物だからということで妻の好きそうな銘柄も買ってみたりする。それにしても、やや高級スーパーなのにビール自体が少なくて、棚の殆どが似非ビールで埋まっているのは時世か。

 「袋お付けして宜しいですか?」「ポイントカードはお持ちですか?」やら何やら。全然分かっていないシステムに翻弄される。本当に商業施設の広告を作ってる「中の人」なんだろうか、私は。

 帰宅後、妻にビールはいらないと言われる。「花粉症で私アルコール全然飲んでないじゃん」と非難された上に「原発事故でノイローゼになってSちゃんのお母さんなんて何も喉通らないっていうのに」とか言われる。いや、それ俺関係ないだろ。

 そんな週末。日記モードであった。


こんな袋を肩に掛けて、乗車姿勢が前傾のJEDIには乗れない。モモチャリ活躍の時である。不要にデカい前カゴ活躍の時である。

読書 一条ゆかり「正しい欲望のススメ」集英社文庫

昔、私は漫画に近い仕事をしており、一条ゆかりさんには仕事で直接お会いしたことがある。実は少年期の半分は少女漫画で育った私にとって雲の上の存在であったし、大御所女性漫画家というとステロタイプに良くないイメージで書かれたりするけれど…驚くほどに作中の大人の女そのままのひとだった。本書が文章として面白いか否かとはまた別の話。


小隊司令部発

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