「100%安全なモデルガン」 ― 2011年08月14日
| 一見、矛盾する様な事を謳って印象に残すキャッチコピーというのはあるが、「100%安全なモデルガン」というのはどうだろう。MGCが'79年にプラスティック製BLKモデルガン、コルトウッズマンを発売した時のコピーだ。 銃趣味のない一般の人にとっては何のことだか分からないだろう。銃は危険な物だろうと思われるかも知れないが、モデルガンとは「弾を飛ばさない銃の模型」のことなので、形状とは裏腹に人に危害を与える道具ではない。玩具用火薬を使って音を鳴らしたり、弾を発射する以外の擬似的な作動をさせたりするモデル(BLK=ブローバックモデル:玩具用火薬で作動させて空薬莢を排出する)もあるので、その意味では、指を挟むとか鼻にぶつけるとか程度の若干の危険がない訳ではない。しかし一般に銃器を危険と言う場合は、使用者が他者に危害を与える能力に対して言うのであって、その意味での危険はモデルガンにない。一方で「弾を飛ばす銃の模型」であるエアガンに相当する本格的な玩具は当時はまだ殆どなかった。だからこのコピーは、自明の理であり表層的には矛盾はしていないとも言える。 |
![]() 新旧パッケージ。発売当時の箱は硬質な発泡スチロールの個性的な物だった。 |
以下本文 今回の更新時に、栴檀林サイトのトップページでのコンテンツ紹介を改変した。今まで来ていただいている方にはあまり変わり映えもせず意味もないのかも。 |
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![]() 極めて淡々と描かれた小5の夏休みの回想。とはいえ何も起こらないのではなく、特異な母親の母子家庭からの消失が起点である。にも関わらず「淡々」と思えるのは、直裁的に厭な人間が出てきたり厭なことが起きたりしないからではないかと感じた。ひょっとしてこの人は悪い人間を描けないのではないかと思ってしまった程だ。しかし逆にそうすることで「淡々」を表現しているのではないかと思った。帯に謳われる「傑作」という言葉すら、その「淡々」さに合わない。 |
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