カップナポのかくも長き不在2013年11月26日

 コンビニを筆頭に、弁当惣菜コーナーには大抵ナポリタンがある。だから逆に、カップ麺には無くていいという分担でもあるのだろうか。カップ麺ナポリタンはたまにどこかが出したかと思うといつの間にか店頭から消えて、通常は店頭に無いという気がする。

 カップ麺パスタを定番としているメーカー自体稀だが、「Spa王」の日清の他に、サッポロ一番には「デュラムおばさん」というカップ麺パスタがある。尤もあまり店頭で見掛けないが。このシリーズにナポリタンが加わったのは今年の10月の事だった。ナポ押しの強いファミマ(あくまで主観)では、当時は棚の一角を占拠し、私も一度に3個買った。これでいつでもナポリタンが食べられると安堵したものだった。しかしあれからまだひと月だが、既に店頭では欠片すら見掛けない。メーカーのサイトには残っているが、元々定番として加わった訳では無いのでやがて消えてしまうのだろう。

 カップ麺ナポリタンは許されぬメニューなのだろうか。確かに炒めてないナポリタンは邪道であろう。しかしカップ焼きそばも決して炒めてはいない。言ってしまえばただ単に普通のカップ麺を湯切りしてソースを掛けただけの物だ。そこで私はふと気付いた。普通のカップ麺を湯切りしてナポリタンソースを掛ければ良いのではないか?

 まず試しに、カップ焼きそばのソースの代わりにナポリタンソースを掛けてみた。しかしペヤングでやったのが失敗だったのかも知れない。ペヤングにはペヤングの立ち位置というものがあるのだ。麺がソースを拒絶している。

 それではと、ノンフライのカップ麺を湯切りしてナポソースを掛けてみた。うん。…うん? う〜ん。麺はこっちのが良い。しかしカップ麺のくせに香りも歯触りもラーメンなのだ。

 そもそもが、ナポリタンソースを掛けただけの麺という物自体が、あまりナポリタンぽくないという事に気付いたのだった。


サンヨー食品「サッポロ一番 スパチーノ ナポリタン大盛」240円。09年末発売。

サンヨー食品「サッポロ一番 デュラムおばさん 横浜センターグリル監修 ナポリタン」190円。13年10月発売。

これらスパゲティ専用品の他に、やきそば自らナポリタンを名乗った商品も…


東洋水産「マルちゃん やきそば弁当 ナポリタン味」170円。

これはガッツリ行く気満々だ。

湯切りなら任せろとばかり。

コレじゃない感ってコレだ。

何だこの組み合わせ!?

自作湯切り穴よりの効率的湯切り。

なーんて言うか、ラーメン屋にナポが無い理由考えろ的。

小隊司令部発

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