学校説明会2013年11月25日

 この週末2日間は、高校受験を控える長女と学校説明会に行った。土曜に併願の私立高、日曜に第一志望の都立校へ行った。

 私は東京生まれの東京育ちだが、実のところ都立高のことは殆どわからない。二人の妹が都立に進んだためその周辺のことを知っている程度で、自分自身はどの都立も受けられない位内申が悪くて、受ける準備すらしなかった(成績はともかく問題児だったのだ)。尤もあの頃とはシステムが全く違っていて、うちの学区からは23区内になんか通えなかった(はず)。

 ともあれ、そういう意味では土曜の私立高は理解し易かった。うちから比較的近い中央線沿線の中・高級住宅地域内にある中の下位の私立女子高。「進学コースは頑張っていますが部活と両立できます」とか、「スポーツコースは厳しいですが和気あいあいです」とか、「成績足りなくてもこういうのを頑張っていればプラスされます」とか、要するに緩い。もしくはそう見せて受験生を勧誘しているのかも知れないが、見掛ける生徒も一様にちょっと幼い感じでのほほんとしている。でも、これはこれで良いじゃないかと思う。ただこういう私立高に有りがちな無闇にイベントを作る傾向は、財布が心配である。

 都立校の方は中の上くらいの学校で区内にある。都心だし制服の制約が緩い上に今年新校舎が出来たので、これは人気急上昇だなという“うんざりな好条件”だが、娘は文化祭やらで既に中を見ており、生徒の雰囲気が良くて選んだのだと言う。若干ラフな生徒も見られるが、中程度以上の学校でラフなのはむしろ好ましいだろう。

 個別相談には娘が積極的だった。質問は部活動の硬式テニスの事だった。どちらの高校も、娘にとっては活動が緩過ぎる様だった。でもそれは自分で盛り上げると良い。今の中学だって、元々そう大して強い学校でもなかったじゃないか。何かを変えていけば良いと思う。そのための高校生活だよ。

 取り敢えず、受かれ。できれば都立高の方に。

ちなみに我が栴檀林小隊こと某高美術部は、小隊員入部当時(30年位昔)は部員がほぼゼロだった。そこから学祭で8mmフィルムでの自作アニメ壁面投影上映まで持って行った。アニ研じゃなくて美術部ではという突っ込みはナシで。


読書 大道珠貴「立派になりましたか?」双葉文庫

こちらは末端高の特別学級の卒業生の話。彼らの44歳の今。あるいは、生きるのに不自由な人達の自由な今。相変わらずの大道節で、初手からおちんちんだの何だのではあるが、まあ言葉にしないだけで、自分だっておちんちんだの何だのなのだ。立派ではない。


小隊司令部発

←HTMLのアーカイブ版はこちら。ブログのコメントは、いつでもいつのにでも大歓迎。また、BBS「連絡所」もあるのでご利用を。