2軒、消えた2008年11月18日

 その後の高田馬場の話。と言っても大した頻度ではないのだが。

 過日の記事には書いていないが、探索初日1軒目に入ったバーがある。雑居ビルの半地下で通路が明るく一見喫茶店風ではあるが、店の雰囲気は悪くないし店主はそれなり感じが良い。馬場のどの辺りに店があるかなどの話をしてくれたのだった。久しぶりに寄ると私のことは覚えており、「どうですか、良い店見つかりましたか?」が第一声だった。話す内に、実は年内で店を閉めることになったと聞く。開く時間が早く、回り始めには良い店なのに残念。馬場に通い始めてまだ日も浅いが、1軒店を失ってしまった。なくなる店なので詳細は書かないでおく。

 実はもう1軒通えなくなった店がある。と言っても、そこは閉店するわけではないし、念のため書いておくが私が出入り禁止になった訳でもない。

 バーテンが学生バイトというのがどうしても引っ掛かってはいたが、当初は感じの良い男の子だったのでこれも良しかと考えていた。しかし行く度に人が違う。確かに学生バイトではそうそう毎日は入れまい。私が当たっただけで6人はいる。そうなれば中にはちょっとと思う子もいる訳だ。ある子はカウンターの奥で他の子に今いる客についてのコメントをしていた。聞こえないと思っているのか構わないとでも言うのか。私はその手のマナー違反がとても我慢ならないたちなのだ。うっかり失敗というのとは違う。だから若くて綺麗な娘は嫌いなのだ。

 それとこの店、カウンターにはその時入っているバイトのプロフィールがメニューの様に出ている。これを見ればその子の得意な話題を出せて手早く仲良く話も出来る。毎日違う子が入っているならこれは有効だろう。でもこれ、何か逆じゃないか? それに乗って使うと逆に気が滅入る。ひとつ気になると次々気になってしまう。これも店の詳細は書かないでおく。

 結局、馴染みの居心地の良い店で呑み直してしまうのだった。やれやれ。

前回、「高田馬場散策」は随筆の10/30付けだった。<誰に対する案内だ?(苦笑)


読書 藤沢 周「紫の領分」集英社文庫(再読)

二重生活だなんて維持しうるだろうかと思うが、知り合いにそれを片側子持ちで為し得た人が居るので、事実は小説より〜なのか。それは本作品のテーマでも何でもなくて、ウィトゲンシュタインと雪、そして数学のはさみうち論法が…まあいいか。車窓から一瞬見える犬は、何かに吠えていたのではなかったのだろうなと、そう思った次第。


小隊司令部発

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