カウンターには互いに見知った顔が並ぶ。何の拍子でか、店を出た後になんて言われているだろうかという話になる。歌舞伎町BAR
BLACK LUNGでのことである。
陰口が気になるという不安ではなく、私もどんな話題で名前が出るのだろうかというところに興味が湧く。
「悪口はないですけど、Sさんはよく名前が出ますよ」
「なに、どんな話題で?」
「今日はいらっしゃいませんね、とか、昨日は見掛けましたとか」
天気の話題か。要するにそれだけ通っているという話である。
SNSで偶然にもこの店の顔見知りと繋がりがあることが分かったのが縁で最近通い始めた林檎屋君が、当初私と全く出会さないという話をしたところ、大して面識のない他のお客に「そんなのおかしい!」と言われた話は、笑って良いのかどうか迷うが、笑える。
なぜそんなに通うのかというと、要するに居心地が良いからということなのだが、酒場通いが習慣の私のような人間にとっては、こういう通いやすい立地で、手頃な料金で、趣味に合った店というのはなかなかに得難い。
カウンターの他にはウエイティング程度にソファと丸テーブルがある店内だが、私は大概カウンター一番奥の席に座る。そこが定位置なので、私が行くことが分かっている場合はそこを開けておいてくれる。満席で補助椅子が出されていてもそこが開いているときは、他のお客に申し訳ないと少しだけ思いながらも嬉しいものである。
また、G街などを“巡回”する際も、駅に近いここに荷物だけ置かせて貰ったりする。何せ荷物が重い私なのでとても助かる。別に危ない店を回っている訳ではないですよ。
“筆頭株主”故に効かせていただいている融通ではあるのだが(普通は駄目だろ)、とにかくこの店には今後も続いていただきたいと切に願う次第である、というお話で、今週迎えるBAR
BLACK LUNG開店3周年の祝いの言葉に代えたい。パチパチパチ… |

3周年記念タコ焼き喰い放題3daysの本格派タコ焼き!

関西レディーズ(但し大阪にあらず)によるタコ焼き捌き。私の持参した“萌えSuicaエプロン”姿のS女史。あ、正面撮ってないや。 |
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