手入れ2007年05月22日

 週末の雨は午前中に止み、私のその日の仕事が決まった。雨上がり言えば雑草抜きだ。雨で土が緩んでいるところを引っこ抜く訳である。去年の始末が悪かったのか、晴れた週末を自転車趣味の外出で使ってしまうことが多かったためか、今年の庭はかなり酷いことになっている。

 庭中央の枝垂れ梅周辺にあったカタバミはあちこちに分散しまい、逆に枝垂れ梅の周りは全てが枯れてしまって土が見えている。スギナは絶滅したようだが広葉雑草は相変わらずで、とうとうドクダミが侵略してきた。それどころか数年前に娘が散らせたらしいノビルがしっかり育ってネギ臭くなっている。

 3週間ほど前に追肥と共に芝地用除草剤「シバキープ」を撒いていたが、カタバミの一部にはやっと効果が現れたもののそれだけで、しかもカタバミが枯れた跡には土しか見えていないという始末である。除草剤撒いて気長に待つよりさっさと張り替えた方が良かったということになる。

 元々、張り替え時だったのかも知れないし、実際に張り替えなければならなくなっている部分も多い。芝の張り替えはただ剥がして、買ってきた芝を置けばいいというものではない。下地の土が悪く・固くなってきている場合も多く、耕し、土壌改良し、整地しなければならない。別に広大な庭ではないが、さりとて自分一人で作業するには手に余る。

 その様にずっと地面を眺めて溜息を付いていたが、ふと上を見ると梅の実が大きくなっている。そして端の方の一部の葉にアブラムシが付き始めていた。これが拡がると殺虫剤を噴霧しなければならず、そうなると梅酒が出来なくなる。早く収穫せねば! というところで夕刻となってしまい(ビール呑みながらやってるからだよ)、さて1週間後で間に合うのだろうかと不安を覚えつつ家に入る。

 「梅酒? まだ沢山あるのに。作るの大変なんだよ」と妻。

 「え、どこに? あるなら呑むのに」と違う話になっている。


遠目にもやや荒れ気味の我が家の庭かな。

枝垂れ梅下。絶滅状態。苔がむしてます。

カタバミが覆う庭では裸足に心地が悪い。

畑でなく、ノビルが伸びる不思議な芝地。

球根かと思ったら幼虫でした。悪い悪い。

スギ花粉、本来の役目、かたち成す若芽。

小隊司令部発

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