歌舞伎町でトカレフ受け渡し2007年05月12日

 韓国旅行の話を書いてから、かれこれもう1年以上が経つ。記事にも書いた通り社員旅行で行った割には、趣味の買い物に多く回ることが出来た。そのくせ買ってきたトイガンの紹介記事を上げないままにこんなに時間が経ってしまっていたのは、最近の記事で見られる私の趣味の変化によるものと言うより、単にずぼら故である。

 で、そのずぼらのために土産物を渡していなかった。「連絡所」に書き込んだ「何かリクエストはないですか?」という問いへの答えに気付いたのはビールを呑みながら成田に向かうスカイライナーの車中、携帯電話で見た時だった。そんなことでいざ街に繰り出す段にはすっかり内容は忘れており、従ってまるで違う物を妙なラインナップで買ってしまった。

 その中の1挺がカンナムのトカレフである。ご覧のようにミニサイズ。韓国ではこのサイズというのがある種の規格になっているらしく、他にH&K P2000などという日本で全くモデルアップされていない物もあったのだが、そちらは逆にミニサイズ“故に”やめておいた。日本円にして500円ちょっと。真剣に出来を云々する種類のものではないが、これがなかなかに味がある。

 かと言って自分のコレクションにするような物でもない。「海外でトカレフを買ってきた」と言う辺りに冗談としての意味があるのであり、しからばと受け渡しも歌舞伎町裏路地のバーということにした。まあ言うまでもなくお馴染みのBAR BLACK LUNGな訳だが。

 「歌舞伎町でトカレフの受け渡し」というのは、そういえば実はこれで2回目である。2年以上前になるだろうか、漫画描きの知人に資料用として渡すため当時良く通っていたアイリッシュパブのカウンターに預けておいた。その時はメッキのハドソントカレフだったが、ご丁寧に油紙で包んでおいた。

 旧い銃の割に長いことマイナーだったが、名が知れても冗談のネタでは不名誉不本意であろう。

KANGNAM TOKAREV TT33
4000ウォン(約518円)
2002年製
142mm/29mm/112mm/126g
<クリックで拡大


ハドソン製と比較。こうして見ると32オートみたいだ。


GMと同型のキャッチを再現? 実銃はもっと簡単な形式なのだが。


本文と関係ないが、過日出先から帰ると、置いていった上着がボスに悪戯されていた(緑が私の。ベージュは本人の)。このエネルギーをどうにかするため私は仕事を取ってこないとならないようである(苦笑)。


読書 大道珠貴「素敵」光文社文庫

作中登場する“野太い”女性というのは身近にはいない感じもするし、いても絡まないタイプという気もするがどうだろう。


小隊司令部発

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