神田ナポ充地帯2011年06月07日

 一時期ナポ砂漠と化した神田近辺であるが、この1年ばかりの間にナポリタンを前面に出した店が2店オープンした。どうも世間はナポブームの様なのだが、近い時期に出店したこの2店は、意外に対照的だった。

正当派喫茶店仕様
西洋喫茶&オールドバー RETOH(レトー)


 だだっ広い今川橋交差点の角地という、酒場として好立地か否か判断に悩む場所にある。しかも3フロア。ランチタイムにはナポリタンが店頭にフィーチャーされていたので寄った。

 ナポリタンは熱い鉄板に載ってジュージュー音をたてながら出て来る。茹で置きの太麺に、具は厚切りハム、マッシュルーム、ピーマンにタマネギ。味は濃厚で、最近流行の専用ソース(パンチョや東京スパゲッチの様な風味付きソース)ではなく、ケチャップにウスターソースやクリームをちょっと加えた古典的喫茶店ナポな感じがする。

 ナポリタンには「昔ながらの」が枕詞のように付くことが多いが、神田某店の様に偽りありな場合が多い。しかしこの店のナポには全く文句はない。本当の昔の味自体がどうかはともかくとしてこれで良しだ。もっとも鉄板は関東では珍しく、また私のような猫舌にはちょっと辛かったりして。


昔ながらのナポリタン 750円(サラダ付)

店頭ディスプレイは実物!
ジャポネ・インスパイヤ系
ロメスパバルボア 日本橋室町店


 自らロメスパと名乗る辺りがあざといが、取り敢えず覗いてみた。ロメスパの語源「路傍の麺屋のスパゲティー」は、「ジャポネ」や「リトル小岩井」の様な茹で置き太麺炒めスパを指すが、炒めが前情報通りに電磁調理器であるのが視覚的に萎え。もっとも、前評ほどには悪くはなかった。いいじゃん500円なんだし。炒め足りない感じだし酸味が強過ぎるし茹でが足りないけど…。具は豚肉・タマネギ・小松菜で、麺はママーの2.2mmだった。

 ちなみにこの店を運営するWDIは、「カプリチョーザ」や「オイスター・バー」の運営会社。なるほど厨房機器が格好良い(笑)。

ナポリタン(並) 500円

確かに路面店。

欄外オマケはいずれも久しぶりの、聖地「ジャポネ」のナポリタン(ジャンボ)650円[左]と、南林間「マルス」のナポリタン(並)600円+ソーセージ[右]。当然かもしれないが、やはりジャポネがベストバランスかな。マルスはもう少し味濃く油分多めの方が嬉しいかも。


小隊司令部発

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