今年の日焼け止め2012年05月12日

 昨年の夏に買った日焼け止めは娘が部活用に奪って行ったので、先日ドラッグストアへ寄った際に買おうとした。ところがメーカーもブランドも何だったのかまるで思い出せず、後日改めることになった。ボトルの色さえうろ覚えでは見つかるはずもない。

 日焼け止めは、意外にどれでも良い訳ではない。どれ位陽に焼けないかはSPFの値で分かるが、どれ位落ちないかはセールスコピーに頼るしかなく、情緒的なコピーでは全然分からない。尤も私が求めるスポーツ向けの製品は比較的直裁的で、「海でも山でもOK」「水でも汗でも流れない」などと謳われているが、それでも明確な判断基準にはならない。落とす時のクレンジングの要不要も気を付けないと見落としがちだ。

 日焼け止め選びは、ちょっと接着剤選びに似ている。強力さや着きの速さの謳い文句は、数値が出ていても胡散臭い。

 しかし一番迷うのは実は香りである。残念なことに無臭の日焼け止めはない。化粧品寄りの製品では香料が強過ぎる。しかし香料が少ないと日焼け止め独特の薬品臭がする。それに全ての製品に店頭でテスターが出ているわけでもないし、出ていても全部を嗅いで回るわけにはいかない。

 そもそもシーズン中の日焼け止めの棚は大変なことになっていて、各社クリームだか乳液だかローションだか、何が何だか分からない。何だか分からないのに似たようなサイズで500円台から3000円台まである。

 こういうのはもう店員に訊くのが一番である。「スポーツに向いていて、薬品臭はなるべくしなくて、香料のきつくない物」でいくつか候補を挙げて貰う。

 そうして選んでも、翌年また悩む。日焼け止めはシリーズ名でなくそれ単体の名前が付いており、大抵覚えにくい。パッケージも毎年変わったりする。一夏で使い切ったり、使わない冬の間に無くしたりするので、翌年には何の手がかりもなくまた探すことになるのだ。

今年買ったのはこれ。デザインはいかにも女性向けっぽいが仕方ない。

小隊司令部発

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